シーメンスとアクセンチュアは、製造業界全体でソフトウェア定義型製品の開発および工場の整備を支援する専任グループとして、アクセンチュア・シーメンス・ビジネスグループを設立する。

両者は同グループを、グローバル規模で製造やITに関する経験を持つ専門家7,000人で構成。IoTのソフトウェア基盤を保有するシーメンスの強みと、アクセンチュアのデータやAIに関する知見を組み合わせたソリューションを共同開発し、顧客企業へ展開する。
たとえば自動車メーカーを対象に、ソフトウェア定義型自動車(SDV)を開発するためのフレームワークの導入を促進。また工場向けに、製造工程をリアルタイムで追跡・制御できるよう、新たな製造実行システム(MES)を実装し、その連携と移行を支援する。ほかにも、AIエージェントの作成支援や、既存のエージェント/基盤モデルのカスタマイズなど、様々なAIコンポーネントに対してガバナンスの確保を支援することが可能だ。
対象業界は航空宇宙・防衛・自動車・消費材・電子機器・重機・産業機械・半導体・輸送など。
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